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訪問音楽会「音もだち」


「音もだち」とは?

「音もだち」とは、2015年クリニックがスタートした半年後の9月から続けている音楽レクリエーションのボランティア活動です。
「音もだち」は、ピアノ・エレクトーン教室を自宅で経営している講師宮下(音楽療法インストラクター)と藤井(キーボードプレーヤー)の2人組です。音楽を通して、多くの方々とおともだちになりたいと言う願いを込めて、名付けました。最近は、名前も定着し、患者様から「音もだち」なんて言われることも増えてきました。
1回のレクリエーションは、30分。利用者様が歌い疲れない時間です。まずは、身体的な準備体操、舌を使った準備体操、複式呼吸など行ってから、季節の童謡を3曲程、昭和10年~30年代にかけてヒットした曲を数曲、打楽器(タンバリン、すず、鳴子、シェーカーなど)を使ったリズミカルな歌など1回のレクリエーションで歌う歌は9曲程。毎回プログラムは変えています。
最近は、患者様よりリクエストをいただくことも多く、私達の方が、教えていただいています。私達は、音楽の指導者として美しい音色、レベルの高い伴奏にこだわって、あえて伴奏に持ち込む楽器はキーボードでなくエレクトーンを持ち込んで伴奏しています。なぜなら、エレクトーンは多彩な音色が出せるので、季節感やその時代にあった音色が表現できるからです。
そして、歌詞は施設のテレビをプロッジェクター代わりに使い、パワーポイントでカラオケ風に大きく読みやすい歌詞を映し出し患者様の顔を前に向かせて歌っていただけるように工夫しています。

定期的に訪問させていただいている施設では、だんだん患者様の声がよく出るようになってきましたし、だんだん参加してくださる人数も増えてきて嬉しい限りです。先日訪問させていただいた施設で、普段ほとんど笑わない患者様が、音楽レクリエーション後に「今日は楽しかった!」と笑顔で話していたと報告をいただいた時は本当にやってきてよかったと思いました。

これからも、目に見えない音楽の力で患者様、施設のためにお役に立てればという思いで活動していきたいと思っています。