リウマチ・膠原病診療

リウマチとは

関節リウマチ(以下、リウマチ)は、主に手、足の関節の中にある滑膜に炎症が原因不明の免疫異常により起こり、関節のこわばり、痛みと腫れを主症状とする病気です。
滑膜の炎症が続くと次第に関節の軟骨や骨の破壊が起こり、関節の変形が進み、各関節の機能障害を引き起こします。また、血管、心臓、肺、皮膚、神経等の全身組織にも障害が起こることがあります。
また、リウマチ性多発筋痛症や反応性関節炎などのリウマチ類縁疾患、加齢に伴う変形性関節症や脊椎関節症などを鑑別疾患として考慮する必要があります。

リウマチのサイン

関節リウマチの初期症状の特徴は、手足や体の関節部分に腫れや痛み、こわばりを感じることです。とくに朝、起きたあとにこわばりを感じたり、台所での洗い物や部屋の掃除など、いつもの行動に不具合を感じたら要注意です。

関節が痛む病気には「変形性関節症」がありますが、変形性関節症はおもに体重負荷のかかりやすい膝や股関節など、限られた関節が痛みます。

一方、関節リウマチは、手足の指、手首、首やあごなど、日常的によく使う小さな関節から始まり、1つの関節のみならず、左右対称の関節や全身のいくつかの関節に炎症が起こりやすいのが特徴です。また、関節のこわばりと同時に、熱っぽさやだるさ、眼や口の渇き、咳や息切れなど肺や呼吸器にも症状が出ることがあります。そのため「顎関節症だと思ったら関節リウマチだった」、「風邪だと思ったら膠原病だった」というケースも少なくありません。

 

リウマチの主な症状
・朝起きた時に、「身体がだるい」、「手が腫れぼったい」、
 「手が完全に握れない」などのこわばり症状がある。
・風邪などを引いていないのに、微熱がある。
・手、足、肩、肘、膝などに腫れや痛みが、数週間から数ヶ月持続する。
・複数の関節に、腫れ・発赤・熱感・痛みを認める。
・左右対称性に症状が出現しやすい。
など

 

リウマチは変形性関節症と異なり、免疫の異常を抑える薬を用いて早期に治療する必要があります。すぐにお問い合わせください。
専門医による適切な治療を早いうちに開始できれば、身体機能も普通の人と同じ生活ができるくらいまで改善が望めます。
リウマチの症状は千差万別です。炎症の強さや関節破壊の進行度により、一人一人に見合った治療方法を選択し、患者様に分かりやすく説明するよう心がけます。

膠原病とは

膠原病とは免疫力・抵抗力に異常をきたし全身のあらゆる臓器に慢性的な炎症を引き起こす疾患群の総称です。従来は自分の身体を守る働きをする免疫能が自分自身の臓器を攻撃する異常な免疫反応が起こることから、「自己免疫疾患」とも呼ばれています。

・関節リウマチ
・全身性エリテマトーデス
・強皮症
・混合性結合組織病
・多発性/皮膚筋炎
・血管炎症候群などの膠原病
・シェーグレン症候群
・ベーチェット病
・成人型スチル病
・リウマチ性多発筋痛症
・気管支喘息
・好酸球増多症
などがあります。