クリニックについて

(第2部) 2020年医療法人 貞栄会 経営方針発表会

理念

「患者様が誇りと尊厳のあふれる人生を全うし、
ご家族が命を受け継ぐ一助となりたい」

その実現のために、私たちは3つのことを心がけています。

1「顔の見える関係性」

在宅診療でお伺いします。そこには私たちと患者さん、またご家族や色んな人がいらっしゃいます。さらには普段いないですけど病院の先生もいますし、ケアマネさんやサポートする方々がいます。普段は見えていませんが一人の患者さんを中心に沢山の人が繋がっています。お互いの顔の見える関係性をそれぞれの地域で作っていくことを大事にします。

例えば病院の先生やケアマネージャーさんが大事な患者さんを私たちに紹介するにあたっても安心して信頼いただき、その思いをちゃんと受け継ぐということを大事にしていきたいです。

2「お伺いしましょうか?」

24時間365日対応を謳っていても、患者さんやご家族から電話がかかってこないと診療に伺うことはできません。

夜中に電話をかけていただく際など、夜中に先生起こすのもなどと気を遣っていただいたり…電話をすること自体がとてもハードルが高いことだと考えます。

コールがあって、例えば「熱があるんだけど」のその先にはきっと言えない「来てもらいたいんだけど、診てもらいたいんだけど」が隠れていると思います。

患者さんやご家族の気持ちになって言葉にしづらいことを読みとり、こちらが代わって言うということを心がけます。

写真:診療の様子

3「スタッフの勤務のしやすさ」

当クリニックは開業医の中ではほぼ唯一と言っていいくらい365日対応するような機関です。コールは毎晩のようにあります。スタッフがオーバーワークで疲れてしまっていては、私たちが提供するサービスを維持できません。地域のためのクリニックという位置づけになるためにもスタッフが勤務しやすいクリニックを目指します。

行動指針

「一緒に寄り添い、一緒に悩む」
「その人の役割を考える」
「笑いのある看取り」

私たち在宅診療に携わるものの行動の基準はガイドラインではなく、患者さんにあると考えています。高度医療も全部できるわけじゃないですけど、その人に合ったものを選択すればいいと思っています。そんな単純なことでないと思われるかもしれません。

そんな違いがある中で、私たちは何をすることが大事なんでしょうかっていうところになります。

写真:診療の様子

「一緒に寄り添い、一緒に悩む」

在宅医療を選択される患者さんは、治療・入院などのを経験されてくる方がほとんどです。初診で来てる方はあまりいらっしゃいません。病気があって入院をしてその結果、在宅診療を求めて来てると思います。その方たちも色んな病気と闘ってきた経緯があると思いますので、どこかで治らないことを分かっていらっしゃるところもあるし、我々では治せないものもあります。一番必要なのは、この部分を共感して一緒に寄り添い、一緒に悩むことかと思います。たぶん話を聞く、もしくは共感するそれだけで患者さんやご家族としては満足な部分、楽になれる部分があると信じます。

「その人の役割を考える」

みんな家に帰ってきたよって言いますけど、なぜ帰ってくるかっていうことですね。住み慣れた家に帰ってくるとやっぱ表情が良くなったとか、ホッとした顔をする方がとても多いです。やっぱりそれって自分が居心地のいい場所でとか、自分が大好きな家族の中の環境に戻ってこれたっていうところからきてるんだとは思うんですよね。

それだけではなくて、やっぱりその人ができる、その人の役割、家の中で何ができるかっていうことを考えてあげる必要があるのかなって思います。

ある患者さんの例を挙げます。胃ろうなどが入ってて、ほぼ寝たきりの介護度5ですけども、ご家族がその人に役割を作ってくれたてにです。毎日お孫さんが宿題をお爺ちゃんの前でやる。お孫さんの宿題を見守る、孫の話を聞くという役割です。ご家族の中ではそれがとても支えになってるし、本人も毎日一生懸命やってくれていました。いわゆる普通の健康な人間としての機能は違うかもしれませんけど、その人がその家庭の中でやるべき役割というものが必ずあります。それを帰ってきたときに何らかの形で私たちが一緒に考えさせていただくよう心がけています。

「笑いのある看取り」

これは、やりきったときに出るような笑顔のことです。映画『ピア〜まちをつなぐもの〜』の看取りをした後に、娘さんとお父さんが笑っていらっしゃるんですね。「先生、にうちの奥さんに見とれないでください。」みたいな感じでみんながワーッと笑うようなシーンがあります。最後のときまで一緒にやった人たちができることかなと思います。

患者さんやご家族が在宅診療を望んで皆で一緒にやってきたんだとか、在宅診療しか選択肢がなかったとか、意向や経緯はもちろん違うとは思います。ですが、ここで最後に笑いのある看取りまで一緒に寄りそっていけるっていうのが、私たちの一つの道しるべだと思います。そのために何度も足を運びコミュニケーションをとって、不安を取ってあげるっていうことが、我々の役目のひとつだと考えます。

写真:診療の様子

クリニックの特徴

通常の訪問診療の他に以下のような10の特徴がございます。
患者さまに関わるすべての方がお互いに相談しやすい顔の見える関係を構築をしていきます。

  1. 毎朝電話での訪問先への確認連絡(体調の確認)
  2. 24時間365日対応(日中・夜間の臨時対応の徹底。対応は当日内)
  3. 到着時間の電話連絡
  4. 施設への訪問回数を患者様の状態に合わせて調整
  5. 施設からの電話問い合わせに看護師、医師が返答
  6. 当院看護師による医療処置
  7. 各専門医による訪問(精神科、皮膚科、泌尿器科など)
  8. 施設職員への介護手技指導
  9. 複数回の人生会議(ACP)による診療方針の決定
  10. 急変時、終末期患者への連日訪問

クリニック概要

病院名在宅療養支援診療所 静岡ホームクリニック
住所〒422-8041 静岡県静岡市駿河区中田4-6-1
連絡先Tel:054-269-6777 Fax:054-269-6778
診療科目内科・アレルギー科・皮膚科・リウマチ膠原病科・
精神科・耳鼻科・外科・整形外科・泌尿器科・眼科(応相談)
※各専門医が対応致します。
体制常勤医2名、在宅専門医常駐・非常勤医師15名・看護師13名
(令和2年6月1日現在)
介護保険
指定業者番号
2214211381